金魚すくいをする前に
金魚すくい、夏になると夏祭りの縁日やホームセンターの入り口でやっているのを見たことがあるかと思います。
金魚すくいがきっかけで金魚さんを飼い始めた方も多いと思いますが、「そういえばあの金魚すくい、すくったというより、すくえなくて2匹だけ貰った」なんて方も、実は多いのではないでしょうか?笑
金魚をすくう道具のことを「ポイ」といいます。ポイには紙のものとウエハースのものがありますが、おすすめするのは紙のものなので、まずはなるべくそういうお店を選びましょう。 では、早速金魚をすくってみよう!・・・と言いたいところですが、ちょっと待って下さい。その前に作戦をたてましょう。今回の金魚すくいでは、たくさんの金魚をすくいたい?それとも、お家でしっかりと飼育したい? もし、たくさんの金魚をすくいたいのなら、水面近くの小さなおとなしい金魚をねらいます。お家でしっかりと飼育したいのなら、すぐに破れるのも覚悟で、元気な金魚をねらいましょう。
金魚すくいのコツ
1.ポイの裏と表を確認する
ポイを水につける前に、ポイの表と裏を確認します。
紙がはってある方が表で、金魚をすくうのは表側ですくいます。 裏だと、破れやすくなります。
2.まずはポイの全面を水につける
ポイは一度全面をぬらした方が破れにくくなります。 よく、ポイの少しの部分だけを水につけてすくう人がいますが、これだとぬれている部分とぬれていない部分のさかい目が、破れやすくなります。
3.ポイをななめにして水にいれる
紙の面に、なるべく水の力が加わらないようにします。
ポイを水の中に入れる時と出す時は、斜めから出し入れするのを心がけましょう。
金魚を紙の上にのせてもあわてないで、紙の上に水が残らないよう、ゆっくり斜めに引き上げましょう。
4.水の中ではなるべく水平移動で
これも、紙にかかる水の力をへらすためのコツです。水の中では、なるべく水面と平行にポイを動かすことがポイントです。
5.金魚を追いかけない
ついつい金魚をおいかけてしまいますが、上手な人は金魚の動きを読んで、無理なくすくえるところにくるまで、じっと待ちます。金魚をおどかさないで、なるべく自然に接することが肝心です。
6.金魚の上半身をのせる
金魚は尻尾からではなく、頭の方から迎えに行きましょう。
このとき、なるべく尻尾を紙の上にのせないようにします。
金魚があばれて、尻尾で紙を破ることがあるからです。
持ち帰るときのコツ
金魚すくいの金魚は狭いところで逃げ回って疲れ切っています。
すくった金魚は一つの袋に多くても2匹まで。もしそれ以上持ち帰るときは、屋台やお店の人に袋を分けてもらうようにお願いしてみましょう。